すい臓がん患者に必要なサポートとコミュニケーション能力【介護チームのリーダーになろう!】

 すい臓がんになると周囲からサポートが大切になります。あなたをサポートしてくれるのは誰でしょうか?

 まずは家族や友人の顔が浮かびますか?それとも、病気をよく知る主治医や患者の必要な情報を沢山もっているがんサポートセンターでしょうか?

 すい臓がんになったあなたが一番に考えなくてはいけないのは、あなたがすい臓がんになって迷惑をかける人、困る人です。

 そして、その方々があなたを一番サポートしてくれる人です。

 それが家族です。

はじめに

 このブログではすい臓がんという診断を受けた時に落ち込んだり、自暴自棄になっていたら、もう一度人生を考えるきっかけをつかんでほしいという願いで書いています。

 説明の途中、さらに落ち込むことや不快になる話すがあるかもしれません。そんな時は読むのをやめてください。またいつかふと思い出した時、読んでみたいと思ったときにいらしてください。

 では本題です。

家族とのコミュニケーションの重要性

 家族とのコミュニケーションは、病気を患う人にとって大きな支えです。コミュニケーションを通じて、感情的なつながりが強まり、心の負担を軽減することにつながります。

 ですから家族との時間を大切にし、楽しい思い出を作ることで前向きな気持ちを保つことも大切になります。

 家族とのコミュニケーションを通じて、病気を乗り越える勇気と強さを得ることができます。

 しかし、一番大切なのは治療においても家族と一緒に情報を共有することです。

家族と治療方針を共有する

 では、どんな情報を共有するのでしょうか?
 自分の気持ちを素直にはなし、家族の気持ちの全てを受け止めることでしょうか。

 それはきっと大切なことで、とても難しいことでしょう。

 すい臓がんになってまず共有することは治療方針です。

 治療方針は、今後わたしたちすい臓がん患者がどうなっていくかを端的にしめしています。

「かわいそうながん患者」ではいられない。

 「治るわ!がんばりましょう!」

 たしかに大切な言葉です、勇気や元気をもらえます。

 しかし、その言葉には、なにか根拠はあるでしょうか?
 残酷ですが、根拠はないのではないでしょうか?

 主治医でさえ完治することを願いはしても決して口に出さないとい思います。

 あなたは、すい臓がんになって不幸な自分を理解してもらおうとしていないでしょうか?

 おわかりの通りあなたと家族はお互い、被害者なのです。

あなたは家族に迷惑をかける存在で終わらない!

 がんを発症したら、周囲のたくさんの人たちが支えてくれるでしょう。

 しかし、家族も不安で、あなたにどのように接していいか悩んでいることもあるでしょう。

 これではお互いの溝を深めてしまいかねません。

 そんな時こそ、自分が自分自身の介護チームのリーダーになることが大切なのです。

共通の目標を立てることで、介護に必要なサポートを受ける 

 すい臓がんと診断されると、どうしても家族全体がすい臓がんやあなたの生末に終始し、

 今後の生活をどうするか?

 という方向に目線が行かないのではないでしょうか?

 誰かが、家族を引っ張っていく必要があります!

すい臓がん患者のあなたがリーダになろう!

 現状を嘆き、今後の生活に不安だけど具体的な行動に移行できない。
 こんな時こそ、あなた自身が家族をまとめてリーダーとなり牽引する必要があるのです。

 いままでだってそうしてきていたはずです。

 しかし、難問に挑むリーダーになるためには、どうしたらいいでしょうか?

共通の価値観や目標を持とう!

 チームを一つにするには同じ目標に向かうことです。

 それには介護チームとして共通の価値観や目標を持つことが必要不可欠です。

  •  例えば、
  •  目標は「すい臓がんの治療方針の円滑な遂行」
  •  価値観は「家族一人ひとりの趣味を大切に」
  •  などです。

 介護チームのメンバーと一緒に話し合い、目標や価値観を共有しましょう。

 そして、この話し合いのベースにはあなた健康状態を考慮する必要があります。すなわち、

 みんなであなたの「すい臓がんの治療方針」を理解する

 ことに繋がっています。

個人の目標も大切ですが、家族共通の目標もあるといいでしょう

人生の目標を決めよう

 すい臓がんや生末だけに囚われていた、あなたや介護チームの会話は目標達成についてより具体的で建設的になることでしょう。

 価値観や目標を話会うなかで、各々が一人で悩んでいたことも、あなたと家族の問題となります。お互いを理解し許し合い、支え合いの関係を築いていきましょう。

リーダーシップを発揮しよう!

 また、あなたはリーダーです。

 リーダーはチームメンバーにどんどん権限を委譲し独立して活躍してもらうしょう。

 例えば、係を決めましょう。

 具体的には、「高額医療費の係」を決め、手続き方法調査や実際の手続きをやってもらいましょう。

 もう一度言いますが、あなたはリーダーですから自分で細かな仕事をせず、介護チームがうまく機能するように考えましょう。

まとめ

 「マネージメント」などの書物を読んで勉強が必要かもしれません。たくさんの情報があると思いますのでこのブログではあえて触れません。

 

 あなたは試行錯誤し、介護チームをしっかり運営してください。

 一方的な考えにならず、介護チームのメンバー一人ひとりに目を向けてください。

 

 また、ご家族の方がこのブログを読まれているなら、

 頑張っているリーダーを是非支えてください。

 

 介護チームとして共通の価値観、目標を持つことで建設的なコミュニケーションがとれるようになると思います。

 

 すい臓がんの診断を受けた直後、

これからの人生で一番健康な状態なのです。

今が、これからの人生で一番健康な状態です。

今が、これからの人生で一番健康な状態です。

 気が済むまで落ち込んだら、家族のためにもう一度、立ち上がりましょう。

 

いままであなたが家族にしてきたことをこれからもやるだけです。

それがあなたがやるべき家族へのサポートです。
それで家族が笑顔になるように。

介護で大切なのは患者も介護者も同じ人間であること

お互いを知りましょう